このファイルは、MinGW without MSYS 環境にて、Xerces-cをビルドするため のメモです。 (手順1) 「*.c」ファイルの拡張子を、「*.c2」にリネーム。 ※注)オリジナルソースに含まれる「*.c」ファイルはC言語のファイルの 様に見えますが、実はcコンパイラではビルド出来ない。そして、ビルド ターゲットソースでもない。「*.hpp」ファイルよりincludeされインライ ンコンパイルされる予定のインラインコード。拡張子を「.c」のままにし て置くとEclipseがc言語のソースファイルであると勘違いして、コンパ イルしようとするので、それを抑制するために拡張子を変更している。 (手順2) 「*.c」ファイルをincludeしているファイルを「*.c2」ファイルを includeするように編集。 (手順3) Win32環境以外に依存しているファイルを削除。 (手順4) ここまで出来たら、MinGW + EclipseCDT4.0の環境に、C++MinGWプロジェ クトを作成して、ファイルをプロジェクト内に配備する。 (手順5) ビルドオプションを設定。 (手順6) AutoSense.hpp等々のファイルを編集し、コンパイルが通る様にする。 (MVSCPPDefs.hpp等々) (手順7) ビルドを成功させる。 おめでとう、完成! ・ビルドオプション <ビルドターゲット:DEBUG build static link> ・コンパイラオプション g++ -finput-charset=UTF-8 -fexec-charset=UTF-8 -DXML_USE_WIN32_MSGLOADER \ -DXML_USE_WIN32_TRANSCODER -O0 -g3 -Wall -I"." -c *.cpp ・アーカイバーオプション ar -r libxerces-c_static_2D.a *.o <ビルドターゲット:RELEASE build static link> ・コンパイラオプション g++ -finput-charset=UTF-8 -fexec-charset=UTF-8 -DXML_USE_WIN32_MSGLOADER \ -DXML_USE_WIN32_TRANSCODER -O3 -Wall -I"." -c *.cpp ・アーカイバーオプション ar -r libxerces-c_static_2.a *.o <ビルドターゲット:DEBUG build using xerces-c_2_8D.dll> ・コンパイラオプション g++ -finput-charset=UTF-8 -fexec-charset=UTF-8 -DXML_USE_WIN32_MSGLOADER \ -DXML_USE_WIN32_TRANSCODER -O0 -g3 -Wall -I"." -c *.cpp ・リンカオプション g++ -Wl,--add-stdcall-alias -shared -Wl,--out-implib=libxerces-c_2D.a \ -Wl,--output-def=xerces-c_2D.def -o xerces-c_2_8D.dll *.o <ビルドターゲット:RELEASE build using xerces-c_2_8.dll> ・コンパイラオプション g++ -finput-charset=UTF-8 -fexec-charset=UTF-8 -DXML_USE_WIN32_MSGLOADER \ -DXML_USE_WIN32_TRANSCODER -O0 -g3 -Wall -I"." -c *.cpp ・リンカオプション g++ -Wl,--add-stdcall-alias -shared -Wl,--out-implib=libxerces-c_2.a \ -Wl,--output-def=xerces-c_2.def -o xerces-c_2_8.dll *.o メモ作成日 2007-11-02