やんちのプログラミングメモこんにちは、こちらはやんちのウェブページです。 |
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CentOS5.2(Linux)に、Java EE(Enterprise Edition) ウェブアプリケーション
サーバ Tomcat6 をセットアップしてみよう。
事前に、JDK(Java Development Kit/Java 開発環境) をセットアップしておく 必要があります。 「webmin」も使用しますので、「webmin」をセットアップしておく必要があります。 まだの方は、 Java 開発環境 JDK をセットアップ も併せて、ご参照ください。 ダウンロードhttp://tomcat.apache.org/より、Apache Tomcat 6.0.18 をダウンロード。 今回は、
apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz ← デプロイヤ
をダウンロードしてみました。apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz.asc ← 著名 apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz.md5 ← チェックサム apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz ← ドキュメント apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz.asc ← 著名 apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz.md5 ← チェックサム apache-tomcat-6.0.18.tar.gz ← Tomcat 本体 apache-tomcat-6.0.18.tar.gz.asc ← 著名 apache-tomcat-6.0.18.tar.gz.md5 ← チェックサム Note:「.tar.gz」ファイルは、圧縮ファイルです。 Note:「.asc」ファイルは、著名ファイルです。ファイルが第3者によって改ざんされていないかチャックする際に使用されます。 Note:「.md5」ファイルは、チェックサム用ファイルです。ファイルがダウンロード時などに、破損していないかチェックする際に使用されます。 今回は、「.asc」「.md5」ファイルの使用方法は、割愛します。 Tomcat 用にユーザを作成Tomcat サービスを実行するユーザを作成します。
# useradd -d /var/tomcat6 tomcat6<Enter>
「tomcat6」と言う名前のユーザを作成。「tomcat6」のホームディレクトリを「/var/tomcat6」とする。 Note: ユーザ「tomcat6」は直接ログインする事はありませんから、 パスワードは設定していません。 作業用ディレクトリを作成Tomcat セットアップ作業をするために、作業用ディレクトリを作成
# mkdir /home/tomcat6work<Enter>
ディレクトリの所有者を変更
# chown tomcat6:tomcat6 /home/tomcat6work<Enter>
作業用ディレクトリの所有者を tomat6 とした。作業用ディレクトリが出来たと思いますので、先にダウンロードしておいた、 ファイルを作業ディレクトリへコピーしておいて下さい。 ファイル所有者を変更作業用ディレクトリにコピーしたファイルの所有者を「tomcat6」に変更します。
# cd /home/tomcat6work<Enter>
# chown -R tomcat6:tomcat6 /home/tomcat6work/.<Enter> tomcat ドキュメントインストール用にディレクトリを作成
# mkdir /usr/tomcat6<Enter>
ディレクトリの所有者を変更
# chown tomcat6:tomcat6 /usr/tomcat6<Enter>
作業ユーザの変更作業ユーザを「tomcat6」に変更します。
# su - tomcat6<Enter>
プロンプトのマークがスーパーユーザを示す「#」から一般ユーザを示す「$」
になったのが、確認出来ると思います。$ Note: プロンプトの「#」や「$」の前に「[ユーザ名@サーバ名 現在のディレクトリ名]」等が表示されている かも知れませんが、ここでは省略しています。 ファイルの解凍ダウンロード済みの、圧縮ファイルを解凍します。作業ディレクトリへ移動
$ cd /home/tomcat6work<Enter>
ファイルの一覧を確認
$ ls<Enter>
apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz.md5 apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz.asc apache-tomcat-6.0.18.tar.gz apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz.md5 apache-tomcat-6.0.18.tar.gz.asc apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz apache-tomcat-6.0.18.tar.gz.md5 apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz.asc $ 「apache-tomcat-6.0.18.tar.gz」を解凍。(Tomcat 本体です)
$ tar xzvf apache-tomcat-6.0.18.tar.gz<Enter>
... 中略 $ 「apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz」を解凍。(ドキュメントです)
$ tar xzvf apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz<Enter>
... 中略 $ ファイル解凍後に、もう一度、ファイルの一覧を確認
$ ls -F<Enter>
「apache-tomcat-6.0.18」「tomcat-6.0-doc」と言う2つのディレクトリが
作成されている事が確認できると思います。
apache-tomcat-6.0.18/ apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz.md5 apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz apache-tomcat-6.0.18.tar.gz apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz.asc apache-tomcat-6.0.18.tar.gz.asc apache-tomcat-6.0.18-deployer.tar.gz.md5 apache-tomcat-6.0.18.tar.gz.md5 apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz tomcat-6.0-doc/ apache-tomcat-6.0.18-fulldocs.tar.gz.asc $ ファイルのコピー解凍したファイルを、作業ディレクトリから、インストール先ディレクトリへコピーします。tomcat 本体をコピー
$ cd /home/tomcat6work/apache-tomcat-6.0.18<Enter>
$ cp -r . /var/tomcat6/<Enter> $ ドキュメントインストール先のディレクトリを作成
$ mkdir /usr/tomcat6/docs<Enter>
$ ドキュメントをコピー
$ cd tomcat-6.0-doc<Enter>
$ cp -r . /usr/tomcat6/docs/<Enter> $ ここまでで、Tomcat6 のインストールは完了です。 続いて、Tomcat6 の設定を行っていきます。 環境変数を設定ユーザを root に戻して、環境変数を設定する。「/etc/profile」を編集し、環境変数を設定する。編集個所は緑字。
# /etc/profile
# System wide environment and startup programs, for login setup # Functions and aliases go in /etc/bashrc pathmunge () { if ! echo $PATH | /bin/egrep -q "(^|:)$1($|:)" ; then if [ "$2" = "after" ] ; then PATH=$PATH:$1 else PATH=$1:$PATH fi fi } # jdk path setting pathmunge /usr/java/jdk1.6.0_11/bin JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.6.0_11 # # Tomcat setting # CATALINE_HOME=/var/tomcat6 # ksh workaround if [ -z "$EUID" -a -x /usr/bin/id ]; then EUID=`id -u` UID=`id -ru` fi # Path manipulation if [ "$EUID" = "0" ]; then pathmunge /sbin pathmunge /usr/sbin pathmunge /usr/local/sbin fi # No core files by default ulimit -S -c 0 > /dev/null 2>&1 if [ -x /usr/bin/id ]; then USER="`id -un`" LOGNAME=$USER MAIL="/var/spool/mail/$USER" fi HOSTNAME=`/bin/hostname` HISTSIZE=1000 if [ -z "$INPUTRC" -a ! -f "$HOME/.inputrc" ]; then INPUTRC=/etc/inputrc fi export PATH USER LOGNAME MAIL HOSTNAME HISTSIZE INPUTRC export JAVA_HOME export CATALINA_HOME for i in /etc/profile.d/*.sh ; do if [ -r "$i" ]; then . $i fi done unset i unset pathmunge tomcat の起動テスト環境変数を有効にするために、再ログインし、tomcat の起動テストを行う。
# $CATALINA_HOME/bin/startup.sh<Enter>
Note: この作業は root ユーザで行っている。
# ポート8080を開放クライアントファイアウォールが有効になっている場合、 Tomcat の使用ポート8080を解放しないと、LAN 経由で Tomcat サーバへアクセス 出来ませんので、ポート8080を解放します。今回は、webmin経由で行う。 webminへログイン 「https://サーバのIPアドレス:10000/」 へウェブブラウザを使い接続。 ●ログイン ●Webmin >> ネットワーク >> Linux ファイヤウォール >「ルールを追加する」<実行> >実行するアクション「(*)許可」 >ネットワークプロトコル「等しい」「TCP」 >宛先のTCPまはたUDPポート「等しい」「8080」 >接続状態「等しい」「新しい接続 (NEW)」 >「作成」<実行> >「設定を適用する」<実行> ●ログアウト ウェブブラウザから Tomcat へ接続「http://サーバのIPアドレス:8080/」Tomcat の設定が正しく出来ていれば、Tomcat のページが表示され、 「If you're seeing this page via a web browser, it means you've setup Tomcat successfully. Congratulations!」 等の、メッセージを確認出来ると思います。 Tomcat へ接続が成功したら、サンプルの Servlet と JSP をいくつかテストしてみてください。 Tomcat のセットアップは以上です。 動作確認環境: Apache Tomcat 6.0.18 CentOS5.2(Linux) JDK 1.6.0_11 Webmin 1.441 ・2009-01-11
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